【商品撮影】インスタで商品を販売したい人向け!「買わせる」商品写真のポイント

こんにちは。

広島でカメラマンをやっているスギタカメラ(@coppe61318)です。

 

一口に商品撮影と言っても、販売する場所(販路)によって写真の特徴が変わってきます。

今回は、インスタを入口に商品販売をしたいと思っている方向けに、撮影ポイントをお話いたします。

インスタはとにかく雰囲気重視

商品撮影のセオリーはいろいろあるんですが、インスタを入口にした販売をしたいと思っている方は、とにかく雰囲気重視の写真を撮れるようにしましょう。

分かりやすく撮る、よりも、見目麗しく撮るのが大事。

その商品のテーマを決めて、テーマに沿った小物を準備し装飾して撮影するというイメージです。

 

 

例えばこちらの商品。

コンセプトに「恵みの雨」の意味を持たせたサイカウというブランドから出されたシリカ濃縮液。

シリカ自体も水を連想させられることもあり、「水・青・雨」といったテーマを写真に入れ込みました。

 

 

 

 

色付けされたドライフラワーのカスミソウやアジサイを使って色味を表現。

クリアな板や白い背景を使って清涼感を表現。

などなど。

色々と考えながら手元にある小物と新規で投入する小物を組み合わせていきます。

小物は足し算方式で

サンプル写真を見てもらうとわかるように、写真が下に行くにつれ小物のボリューム感が増していることが分かります。

撮影した順番がほぼこの順番だったと記憶しています。

小物を使うときはこのように、足し算方式で考えると楽なんです。

 

最初はシンプルに。

商品現品を引き立たせるような主張のない背景で撮影します。

ここには載せていませんが、白い背景の写真も撮影しています。

白は白でも、少しテクスチャがある白で、やはり雰囲気重視にはしていたと思います。

 

 

  1. 白から青に色味を足す。
  2. 背景を布に変え、ドライフラワーON。
  3. ドライフラワーの本数を減らし、下に敷く板と背景にフレームをプラス。
  4. ドライフラワーを増やし。テーマカラーに近い色味のリボンをプラス。
  5. 背景をムートンに変更。カスミソウのドライフラワーを減らしアジサイ投入。その他小物類投入。盛り盛りの小物たち。

 

 

こちらの商品の撮影の流れはこんな感じです。

これを足したり引いたり小物の登場する順番をぐちゃぐちゃにすると、やりにくいんです。

使う可能性のある小物は必ず手元に置いておいて、少しずつ組み合わせを変えながら足していくと比較的スムーズに撮影できます。

 

あれが足りない、これが足りない、と気づいたときにすぐに買い足しに行けるよう、なるべく撮影は日中の早い時間に取り組むのがおすすめ。

スクエアにトリミングすることを意識する

インスタは基本的に真四角写真。

なので、スクエアにトリミングした時にどこまで小物が入るかを考えて撮影をすることが大事です。

せっかく演出で入れている小物です。

切れてしまっても大丈夫なような配置にする、もしくはちゃんと全部入るように遠めに撮るという工夫を必ずしてください。

 

上でアップしたサンプル写真は、トリミングするとこんな感じです。

 

 

 

 

スクエアにトリミングしても、小物が活きているのが分かります。

余白を持たせて撮影をする、小物を中央に集結させておく、などの配慮で長方形でもスクエアでも使える写真が撮れます。

 

長方形の写真が残っていれば別媒体に使うこともできますので、必ず2パターンの写真を残しておくことも大事なポイント。

 

 

インスタは、インスタグラム上で販売するというよりも、ほかのプラットフォームに連携させて販売するという方法がメインの施策として取られることが多いです。

なので、わかりやすい写真やディテールの写真などは、販売先のプラットフォームに掲載しておけばOKです。

インスタの役割は主に興味付け。

うっとり・びっくり・興奮・感動させて、もっと詳しく知りたい!と思わせることが重要だったりします。

 

ご自身で撮影をされるときは、この点を踏まえて撮影に臨んでみると良いと思いますよ。

もし、自分じゃできないよっ!!と思った方は、お力になれることもあるかと思うのでご相談くださいね。

 

 

それでは、今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

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