商品写真 product
ネットショップ用商品撮影はスマホでOK!カメラマンなのにスマホ推しの理由とは?
投稿日:2021.11.08
どうもこんにちは。
スギタカメラの杉田(@coppe61318)です。
今回は、ネットショップで商品を販売したい(している)のだけど、写真を自分たちで撮りたいと思っている方に向けた記事です。
カメラってやっぱり何十万もする一眼レフのほうが良いの?と思われている方も多いです。
結論から言いますと、下手にカメラを買うよりもまずはスマホでやってみよう!むしろスマホがおすすめです!というお話をさせていただこうかと。
特に一人店長状態でネットショップを立ち上げる方、フリマアプリやヤフオクを使って商品を販売する方、商品写真を外注したくない方は、スマホの商品撮影を極めた方がメリットが大きかったりします。
カメラよりスマホを勧める5つの理由
写真撮影におけるスペックとして優れているのは、スマホよりカメラであることは間違いないです。
カメラマンの立場から「カメラよりスマホのほうがいいですよ」と言うのはどうかと思うのですが、冒頭のような状況の方たちは特にカメラよりスマホを極めた方がコスパが良いと思っています。
スマホをおススメする理由は以下の5つです。
- コンパクトであること
- 普段から自分の手元にあること
- 操作が分からない人のほうが少ないこと
- 1台で何役もこなすこと(ネット・アプリ・電話等)
- 画素数が丁度よいこと
以上の理由から、カメラを買うよりもまずはスマホを使い倒しましょう!とお伝えしたいです。
「コンパクト」「普段から自分の手元にある」「操作が分からない人ほうが少ない」
これは結構大きなポイントです。
正直商品撮影って、撮影の中でもめんどくさい撮影の部類に入ります。
なぜなら、たとえ背景を白にするという単純そうな写真でも、背景がきれいな白になるように環境から作らないといけません。
背景紙を用意したり、余計な光源を排除したりと、こまごまといろいろやることがあるんですね。
商品をきれいに整えて、小物を配置して、などしようものなら、もう腰が重くて仕方ないとなる方も多いそうです。
腰が重くなった状態でさらにカメラを使うとなると、よほど撮影が好きな人じゃないと結構しんどいです。
根が生えたようにとたんに作業が停滞する人もいます。
カメラでの撮影は、まずバッテリー充電ができているかどうか確認をします。
充電忘れって結構あるんですよ。
充電ができていない場合、充電が終わるまで待ちの時間に入ります。(その間に気持ちが冷めます)
そもそもすぐ手に取れる場所に置いてないことも多いので、「カメラを出す」という準備作業がワンアクション入ってきます。
オートモードで撮ってみたものの、なんか色味がおかしいぞ!?など変な写りをしたときに、どこをどういじれば良いかわからない方がほとんど。
さらにデータをSDカードからPC(スマホ転送もできますが)に読み込ませて…とかしていたら。
大仕事です。
その点スマホはいつでも使えるように大体手元にありますし、充電が切れた状態もあまりないですね。
さっと取り出してパッと撮り、編集がしたければアプリでさくさくっと。
簡単です。
商品撮影のハードルを下げるという意味でも、スマホ撮影は良い手段です。
画素数は高いほど良い、は間違い
カメラと比べてスマホの画素数は低いことが多いですが、ネットに掲載する写真であれば全く問題ない画素数です。
むしろ丁度良い画素数・画質です。
実際高画素数が必要になるのは、大き目の紙にプリントする時くらいなんですよね。
高画素の写真である場合、ネットで表示する際に時間がかかってしまいお客様の離脱につながることがあります。
利用しているプラットフォームによれば、そもそも大きなデータはアップロードすらエラーが出てできない場合もあります。
フリマアプリに出品する際には、画像は圧縮されてデータが自動的に軽くされるので、高画素数で撮影する意味すらそんなにありません。
スマホで撮影する写真データは、インターネット市場では丁度良いのです。
なので、これを利用しない手はないと思っています。
スマホで撮影した商品写真をご紹介
では、実際に私が指輪をスマホで撮影した際の画像をお見せいたします。
スマホ撮影インスタ加工です。
背景に敷いてある黒いプレート、大理石柄のシートは百均活用。
茶色い背景は古道具屋さんで300円でゲットした枡です。
メルカリに出したかったのでスクエアにしました。
スクエアにしなくてもOKです。
楽天でもAmazonでも通用する写真です。
自然光がたっぷりの、日中明るい時間に窓際で撮影をすれば、大体こんな感じできれいに撮影できます。
夜にお部屋の蛍光灯の下で、という撮影環境だけは避けてください。
数年前。
写真の撮り方講座をやっていたことがあります。
その時にご受講いただいた方から聞いた言葉がその通り過ぎたので、覚えている範囲でシェアいたします。
「商品撮影(指輪などのアクセサリー)をきれいに撮りたくて一眼レフを買ったのに、スマホのほうがきれいに撮れるんです」
実はこれ、あるあるなんですよ。
奮発して商品撮影のためにカメラを買ったは良いものの、うまく撮れない。
スマホのほうがきれいに撮れるじゃないか!カメラ無駄だった!
という声を何度聞いたことか。
標準でついてくるレンズには限界があります。
その限界を埋めようとすると、さらに別レンズが必要になります。
別レンズを買うとなると、数万は一気に飛ぶわけです。
私は本職カメラマンなのでレンズはむしろ揃えたいのですが、そうでない方は家庭内戦争が勃発するレベルの金額が飛んでいくので危険です。
上にあげた3枚の商品写真は、Android機種で撮影したものです。
多少トリミングして、多少明るさと色味を整えたくらいです。
特別写真が素晴らしく写るような機種でもなかった気がします。
撮り方さえわかっていれば、これくらいきれいに撮れるということです。
おすすめスマホはiphone13Pro
今からもし機種変のご予定があれば、私はiphone13Proをおすすめします。
この機種があれば大体なんでも撮れます。
なぜiphone13proが良いかという理由は、Twitterにてつぶやいておりますのでそのまま載せておきますね↓
iPhone13ProがあればEC用の商品画像はほとんどどんな写真でも撮れちゃう。
— すぎたりな@人物&猫撮影専門|スギタカメラ (@coppe61318) November 8, 2021
EC参入者さんから、カメラは何がいいですかね?とよく質問されますが、iPhone13Proの人はスマホ使ってくださいとお答えしてます。
年商何億も行ってるECショップの中の人も、ふっるーいコンデジ使ってたりするんですよ。
ちなみになぜ13pro指定かというと、マクロ撮影で接写に強くなったからですね!
— すぎたりな@人物&猫撮影専門|スギタカメラ (@coppe61318) November 8, 2021
物販写真では強調したい部分をクローズアップしたい場合がたびたび出てくるのですが、13proではないスマホは接写に弱いので画像のトリミング対応になります。
トリミングで伝われば13pro以外の機種でも全く問題なしです!
標準・望遠・広角・マクロ
すべての撮影を網羅できるのがiphone13Pro。
それでいて電話もできてネットにもつながってアプリも使えてコンパクト。
最強じゃないですか。
一眼レフを購入するよりも、私はiphone13Proをおすすめします。
機種編のご予定があれば、ぜひ。
私はAndroidユーザーなので、実際にiphone13Proをまだ触ったことがないのですが、機会があれば1台導入してみたいと思っています。
さて。
ここまで「スマホで商品撮影を撮りましょう!」というお話をしてきましたが、どうしてもご自分で撮影するのが難しかったり苦手だったりする場合は、サクッと外注してしまうのが良いです。
こういう時にはプロを頼りましょう。
悩む時間も試行錯誤する時間もプロに丸投げしてしまった方が良い場合が多いです。
データ容量を軽くするとか、トリミングがどうとか、対応してくれるカメラマンもいらっしゃると思います。
スギタカメラでは、商品によりますが、商品撮影もお引き受けできます。
困ったらぜひご相談くださいね!
今回はなかなかにマニアックな記事になってしまいました。
いかがでしたでしょうか!
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
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